一般・患者
新型コロナウイルス流行下での内視鏡検査室の取り組み
内視鏡検査室では、新型コロナウイルス感染症流行下において、どのような感染予防をすべきかを話し合い、実践をしています。
胃カメラ実施の際、咽頭麻酔のため、キシロカインなどの薬剤を数分吸入する必要があります。しかし、この時に周囲に細かい粒子(ミスト)が飛散し、コロナウイルスを飛散させるリスクがあります。看護師が中心になり、他に方法がないか検討を行い、キシロカイン飴というものを作りました。キシロカインだけですと味が悪いため、医薬品用のシロップと混ぜたものを、飴状にしました。5月下旬より使用しています。麻酔効果は問題なく、患者様の評価もおおむね好評です。
大腸カメラの場合、下剤服用の問題があります。当日午前中に下剤を飲みます。下剤服用するには、内視鏡室待合室と自宅での下剤服用を選択して頂いています。待合室では数名の方が集まってしまうので、3月からは病院での下剤内服は中止し、自宅での下剤服用に変更しています。高齢の方で、どうしても自宅服用が難しい方もいます。病院での下剤が必要な方は、日帰り入院での対応も相談させていただけます。
医療者の感染予防も重要です。マスクおよびゴーグル着用はもとより、一例ごとにガウン交換や手洗いを徹底しています。従来通り、カメラは一例ごとに滅菌洗浄機しており、ウィルス除去しております。
これからも安心、安全な内視鏡検査に努めていきますので、当院の内視鏡検査室をご利用ください。
内視鏡部長 奥村浩二
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