一般・患者

【眼科】造影剤不要な血管撮影(OCTアンギオグラフィ:OCTA)搭載しました

今年度9月から、最新機器OCTA(ニデック社アドバンスRS-3000Advance)を当院でも導入いたしました。

糖尿病網膜症、網膜血管閉塞症、加齢黄斑変性症のような、網膜や脈絡膜の血管病変に対し、これまでは、腕の血管から造影剤(フルオロセイン)を注射し、眼底カメラで撮影する検査(蛍光造影検査:FAG)で、血管の形態や機能を評価していました。FAGは15~30分の時間かかかっており、造影剤の副作用で嘔気、蕁麻疹、極めてまれですがショック状態に陥る危険性もありました。OCTAは、造影剤を使用せずに網膜や脈絡膜の血管形態を評価可能になり、腎臓病患者、高齢者、アレルギーのある方でも副作用無く安全に検査可能になりました。当院でも安全に短時間で病態評価可能になり、皆様によりレベルの高い医療をご提供出来ると思います。今後もより一層信頼できる医療を提供できるようつとめて参ります(*なお、病態によりOCTAは撮影範囲が限られているため、従来の蛍光造影検査が必要な場合もあります)